ひがしっぽ動物病院

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コラム

健康診断

今回は健康診断についてです。春になると、特にわんちゃんはフィラリア予防や狂犬病予防接種などで、病院に行く機会が増えると思います。「毎年獣医さんに健康診断をすすめられるんだけど、、、」という方も多いと思います。
また最近では「ネコも動物病院プロジェクト」というものがあったりして、わんちゃんに比べて動物病院を受診することが少ないねこちゃんにも定期受診をすすめています。

普段の診察でも健康診断でも視診、触診、聴診、検温、検便などはやらせていただいています。普段はそこから症状に合わせて必要な検査を行います。
では、健康診断でどんな検査をやるのか?何がわかるのか?どの検査をやればいいのか?ということを書きたいと思います。

どんな検査をやるのか?

■血液検査

人間の健康診断でもほぼ必ずやりますよね。血液は全身をめぐっているのでいろいろな情報がわかります。血糖値や高脂血症は馴染み深いのではないでしょうか。
「肝臓の数値」、「腎臓の数値」というように各臓器の状態を反映しやすい項目がそれぞれあります。ちょっと特殊な項目としては、例えば「マーカー」といわれるような、特定の病気のときに数値が変動するようなものもあります。それから「ホルモン」も血液で測ります。焼肉屋のホルモンではなく、男性ホルモン、女性ホルモンとかのホルモンです。

「健康」な動物たちに隠れているかもしれない異常を見つけたいわけなので、検査としては広く浅く、早期診断で早期治療につなげる、という考え方です。まずはふるいにかけて、異常をあぶりだすというわけです。こういう考え方の検査を「スクリーニング検査」と言います。マーカーやホルモンの検査は費用もかかったりするのでいきなりはやらないことも多いですが、問診や触診で疑わしいことがあったりすれば、おすすめしています。最近では、ねこちゃんの腎不全の早期診断マーカーが利用できるので、こちらも年齢や状態に合わせておすすめしています。脳、神経、胃腸の病気なんかは血液に異常がでることが少ないので、この辺の病気の心配がある場合は他の検査も必要です。

■レントゲン検査

骨をみるアレです。健康診断で骨折を疑うことはなかなかありませんけど。
レントゲンは大きさや形の異常を見つけるのが得意です。健康診断ではスクリーニング検査として胸部、腹部の撮影をします。健康に見えて、血液にも異常はないけど、レントゲンで、、、、ということは意外にあります。わんちゃんに多い僧帽弁閉鎖不全症では心臓が大きくなっていることが多いですし、膀胱結石なんかがうつることもあります。骨に囲まれている脳、脊髄はうつらないので、評価ができません。

■超音波(エコー)検査

人間の妊娠診断の時にお腹にあてて赤ちゃんの大きさや動きをみたりするアレです。
動いているものをみるのが得意な検査です。心臓の検査には欠かせない検査です。 レントゲンのように、胸部・腹部という大きな範囲でみるよりも、肝臓、腎臓、脾臓、腸管、、、など各臓器をそれぞれみていきます。血流をみたりすることもできます。

■尿検査

尿は全身活動の結果の産物なので血液検査とあわせて考えることも多いです。尿を作っているのは腎臓なのでもちろん腎臓のことがよく反映されます。特にねこちゃんではやっておきたい検査なんですが、実は採尿が一番の問題だったりします。場合によってはエコーで膀胱をみながら針を刺して採尿することもあります。

どれをやるのか?

7歳くらいまでは、まずは血液検査でいいかと思います。異常があれば次のステップへ。
高齢になってくればレントゲン検査、エコー検査もしておきたいところです。 尿検査も、採尿が容易な場合は定期的に実施できるといいですね。

どのくらいのペースでやるのか?

これも7歳くらいまでは少なくとも年1回の検査という感じです。
わんちゃん・ねこちゃんの1年は、人間の4年くらいに相当するとよく言われます。 人間の年1回の検診を当てはめると3-4か月に1回の検診ということになります。 毎回同じ内容でなくていいと思います。例えば、血液検査は年に1回だけど、季節に1回くらいは受診して頂き、聴診や体重チェックをさせてもらったり、病院に慣れておいたりしてもらうのがいいのかなぁと考えています。

最後に

健康診断で何かしらの検査をやったら、その後は、それぞれの状態、結果を踏まえてスケジュールを考えていきます。わんちゃん・ねこちゃんができるだけ長く、健康な毎日を過ごせるよう、お手伝いをしていきたいと考えています。

検査内容や費用につきましては御気軽にお問合せください。健康診断の割引サービスもございます。