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フィラリア予防

予防薬は「蚊に刺されたときにわんちゃんの体に入ってきた幼虫を殺す薬」です。千葉県は5～12月が予防薬投与期間です。最近はノミ・マダニ予防やお腹の虫下しもできるオールインワンのお薬が主流になっています。

ねこちゃんでは感染はまれですが、突然死の原因にもなると言われています。こちらもオールインワン薬が主流になってきています。

ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニは寄生して吸血するだけではなく、条虫、バベシア原虫、Mycoplasma haemofelis（ヘモプラズマ感染症の原因細菌）、SFTSウイルスなどを媒介します。また、ノミアレルギーなどでかゆみの原因にもなります。3～10月くらいが予防期間の目安になります。

近年では動物用の新薬用成分が配合されているものが増えてきました。これらは皮膚病の原因になるニキビダニやヒゼンダニにも効果が報告されているものがあります。

混合ワクチン

1回目は生後2か月頃で、その後1か月の間隔で、最終が生後4か月以降になるまで打ちます。初年度のプログラムが終わると次は1年後になります。一例として、生後2か月齢、3か月齢、4か月齢、その1年後という感じです。以降は打っているワクチンや飼育状況などに合わせてお話しています。WSAVAのワクチンガイドラインを指針にしています。

予約は必要ありませんが、体調が普段と変わりないときにおこしください。また、子犬/子猫の初めてのワクチンはなるべく午前中にお越しください。

狂犬病予防接種

生後90日を過ぎたわんちゃんには毎年1回狂犬病予防接種を受けさせることが飼い主さんの義務として法律で定められています。

狂犬病予防接種を受けるとともに市町村への登録が必要です。登録時に鑑札が交付され、毎年の接種ごとに注射済票が交付されます。登録されているわんちゃんには毎春に市町村から案内が届きます。

不妊のための手術です。メスは卵巣子宮切除、オスは精巣切除をします。そのため、卵巣、子宮、精巣の病気にはかからなくなります。またメスの場合、2回目の発情までの避妊手術は乳腺腫瘍の予防効果があります。

手術時期としては生後6か月頃からが目安になります。大型犬では少し遅めの方が望ましいという報告もあります。

全身麻酔下での手術になります。その他の手術と同じように、手術日の御予約をいただき、事前に手術前検査を行います。通常、手術当日は午前中にお預かりし、お昼の間に手術、当日もしくは翌日退院という流れになります。

術創を舐めないようにエリザベスウェアを着用していただき、術後10日を目安に外来で抜糸を行います。